これまで欠かせなかったパラレル接続から生じるアンプとスピーカーの出力調整は不要。
ゼロオームシステムを使うことで、アンプに過大な負荷をかけることなく、トランスを使わずに100台以上のスピーカー（スピーカー出力合計16kWまで）を並列に接続することが可能になりました。
ゼロオームシステムは特許技術を豊富に持つカナダのグローバルメーカーです。大規模な施設で高品質の音響を届けるため、日々研究を重ね、これまでにさまざまなテクノロジーを生み出してきました。その結果ついにトランスを介在させないシステムの開発に成功しました。
これからも音響の限界を超えていくことでしょう。
このすばらしい技術を日本にも。HSS Japanはさらに多くの施設へ、音響の革新を広げていきます。
南フランス ローマ円形競技場アリーナ
ベトナム フーコック島のクラブビーチ
従来、長距離ケーブルを通して複数台のスピーカーを並列接続しようとした時、一般的にハイインピーダンス接続（70-100V)されてきました。その場合、トランスの設置コストやスペースの確保が必要となります。また、長距離伝送による周波数特性の損失も問題視されてきました。
ゼロオームシステムを導入すると、ローインピーダンススピーカーの並列接続が可能となり、トランスの設置は不要となります。位相干渉が生じず、音質特性や周波数特性も維持したままオリジナルの音源を再現することができます。
ハインインピーダンス接続時と同様に、ローインピーダンススピーカー・アンプを並列接続しても、ゼロオームシステムを介することで、スピーカーの合計ワット数をアンプが上回っていれば、アンプは問題なく作動します。
例えば、20w@8Ωのスピーカー10台を並列接続する場合、必要なアンプの容量は、スピーカーの合計ワット数（20×10＝200W）＋安全バッファー20％（200×20%＝40W）＝240w@8Ω程度となります。
ゼロオームシステムに内蔵されているコンデンサーが、インピーダンス低下によって発生する電流の増大に対応します。エネルギーを蓄積したコンデンサーが、アンプの代わりに必要時にタイミングよくエネルギーを供給するシステムとして作動するため、アンプに対する負荷はスピーカーの合計ワット数@8Ωのみに留まります。
長距離ケーブルを通過する際に、長距離ケーブルそのものが、ハイパスフィルターの役割を果たし、一般的に低域が失われる傾向があります。
ゼロオームシステムに内蔵されるコンデンサーの種類と配列を工夫することにより、長距離伝送を経てもオリジナルの周波数特性を保ったままの音がスピーカーから出力することが可能になりました。
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